2016年7月10日日曜日

6WXソニックが念願のタイトルを手に --『Midwest Mayhem 4』

アメリカ中西部の月例大会『Midwest Mayhem 4』が開幕し、各種目の王座が争われた。特にWii U版(SSB4)種目では地元プレイヤーの他多数の世界的タレントが参加し熱戦が繰り広げられた。そんな中でソニックを操る6WXがJJROCKETS, Ally, Hyugaらを下し堂々の1位に輝いた。ダブルスではAlly/Hyugaペアが1ゲームも落とすことなく圧巻のパフォーマンスで優勝を果たした。

SSB4 シングルス TOP 8

ZinotoがSeagull Joeに1-2で敗れる波乱があったものの他の上位陣は順当に駒を進める。ベスト8勝者側にはAlly, 6WX, Seagull Joe, Hyugaが残り、敗者側にはDarkshadLegend, Pink Fresh, Zinoto, tyroyが残留した。

開催地シカゴのプレイヤーJJROCKETSやNedが姿を消す中望みを託されたtyroyはZinotoという大きな壁にぶち当たる。マリオ、シーク、カムイとあらゆるサブキャラを試すがどれもZinotoディディーには通用せず、0-3で敗退を喫する。

続く試合はPink Fresh vs DarkShadLegend、ベヨネッタ対リュウという非常に変動的なカードとなる。Pinkベヨネッタが空中即死連携を決めればDarkShadリュウは弱上強連からの昇竜拳をぶっ放す。Pinkが崖際で弱上強連から脱しようとベク変すればそれを逆手に取ってDarkshadは空下メテオを当て、Pinkもウィッチタイムで意表をついてバーストを返す。フルセットの戦いの末、Pinkベヨネッタの空後がDarkshadリュウの復帰にきれいに刺さり勝者が決まった。

勝者側では今大会最有力とみられるAllyが6WXと対決。6WXソニックの自滅もありすま村でしっかりと1ゲーム目を取得するAllyマリオだが、ここからは非常に苦しい戦いを強いられる。6WXピックのダックハントでは6WXが序盤リードを奪うとステージの広さや高い足場を利用し待ちの姿勢に入る。最後まで6WXを捉えられないAllyはリードを取られたまま無念のタイムアウトでゲームを落とす。続くゲームはAllyが比較的ソニックを捉えやすい戦場を選択。しかしここでも序盤にリードを許し、最終ストックでは徐々に差を詰めるものの肝心のバースト技を当てられない。159%-147%という状態でまたしてもタイムアウト負けとなり追い詰められる。ここでみんなの切り札クラウドを繰り出すAllyだがそれでも6WXのスピードは止められず、3-1で勝ち進んだのは孤高のソニック使いであった。


一方でHyugaトゥーンリンクは相変わらずの計算された飛び道具利用とバースト機会を逃さぬ神眼でSeagull Joeにストレート勝利し勝者側決勝へ。

そして敗者側準々決勝ではなんと決勝カードと見られていたAlly vs Zinotoという試合が行われた。モントリオールに近いこともありミシガン地区との交流も深いAllyはZinotoとはよき友でありライバルでもある。車での移動中さえもともにプレイするという二人の駆け引きの深淵はもはや当事者にしかわかるまい。そんな両者の激しい殴り合いは、Zinotoディディーのフリップ(横B)にマリオの上Bが綺麗に合わさってフィニッシュ。3-1でAllyが勝利し、友を置いて先に進む。

Seagull Joeは対ベヨネッタにより有利とみてかディディーを選択しPink Freshを迎え撃つ。この選択が奏功してか、バナナの処理に戸惑うPinkにうまくつけいったSeagullが1ゲーム目を取得。しかしここからはPinkがゲームプランを練り直して2ゲームを奪い返し、最後はSeagullのフリップに正面から横スマを放ちSeagullディディーを粉砕した。

6WX対Hyugaの勝者側決勝はすま村で開幕。Hyugaが動く足場の上で弓(NB)、爆弾(下B)、空前という一糸乱れぬコンボで1ストック目を取るものの、6WXも隙のない復帰阻止でHyugaから2ストックを奪いこのゲームを制する。Hyugaの神眼も音速を前にしては精度を欠くのかなかなか6WXソニックを捉えることが出来ない。ステージの支配権はHyugaトゥーンリンクにあるように見えるがそもそもソニックは端を好む生き物なので気にもとめない。Hyugaも懸命にくらいつくものの力及ばず、このせっとは6WXに軍配が上がる。

敗者側準々決勝ではAllyがPink Freshに対し終始リードを許さず、3-1で勝ち進みHyugaを出迎える。ここでは先程の試合からの開放感を楽しむかのごとくHyugaがリズムよく飛び道具や空中攻撃を放っていく。当たれば死が待つ爆弾の雨を避けながらAllyもお決まりの上スマで反撃する。だがやや慎重さに欠けるAllyの立ち回りを見逃すHyugaではなく、3-1でAllyを打ち破り6WXとの再戦に臨む。


運命の決勝、ここでは勝者側決勝とは打って変わりHyugaが力強い立ち上がりを見せる。勝者側の余裕からくる気の緩みかHyugaの仕掛けに次々にはまる6WXはあっさりとストレート負けでリセットを許してしまう。さらに第2セットの1ゲーム目もHyugaが勝利し勢いに乗る。このまま押し切りたいHyugaだが敵の勢いを殺すのはソニックのお家芸でもある。一転して堅い防御的な立ち回りに切り替えた6WXはプププランドでの2ゲーム目を勝利で飾ると続けて村と街での第3ゲームも勝ちきり、優勝に王手をかける。

第4ゲームは再び村と街、Hyugaが粘り強く自分のプレイを組み立て最初のストックを奪うとそのリードを死守。タイムリミットも迫る中6WXは必死にアプローチを試みるものHyugaを崩すことは出来ずゲームを落とし、勝負は第5ゲームライラットクルーズへ。最初にストックを奪うのは6WXだがHyugaもダメージを30%台に抑えて奪い返しお互い最終ストック。6WXが根気強く徐々にリードを広げるが自身も撃墜%にじりじり近づく。極度のプレッシャーの中その瞬間が訪れる--ステージ端から中心に移行しようするHyugaのジャンプに空上が合わさり、さらに下アピールまできっちりと決まると6WXの優勝、そしてHyugaの準優勝が確定した。


最終結果
1位:6WX(ソニック)
2位:Hyuga(トゥーンリンク)
3位:Ally(マリオ、クラウド)
4位:Pink Fresh(ベヨネッタ)
5-6位:Seagull Joe(ソニック、ディディー), Zinoto(ディディー)
7-8位:DarkShadLegend(リュウ), tyroy(マリオ、シーク、カムイ)

トーナメント表

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